tonocchoのメモ

軽い気持ちで

この世界の片隅にをみた

今年はアニメ作品が豊作とのことで、君の名はを見たりしたのだけど、今回はこの世界の片隅にをみました。こちらも割と噂が噂を呼ぶ形で上映館を増やしているようですね。


映画『この世界の片隅に』予告編

声優にあまちゃんやってたけど、事務所とのいざこざで本名を公に名乗れなくなったことでおなじみののんがやっていた。

主人公のすずという女性について

この女性は普段からのんびりおっとりしているのだけど、時々激しく感情がぶれるシーンがある。で、思ったのだけど、すずは「真性ののんびりおっとり女性ではない」ということでした。本当にのんびりおっとりだったらああいう感じの感情のブレはないような気もするんです。特にトラブルがあった時にいなくなろうとする、閉じこもってしまう、普段のんびりおっとりしているようで実はバカ真面目、というあたりに「多分本性は何でもかんでもすぐに背負い込む人なんだろうな、それだとキツすぎるから自分はのんびりおっとり型なのだと言い聞かせているのだろうな」という感想を抱きました。

戦争という時代背景からああいう女性を演じるしかないと自分に言い聞かせていたのか、それとも、本当はのんびりおっとりなのだけど戦争という非日常がそうさせたのかはわからないのだけど、あののんびりおっとりの分厚い仮面の裏にはかなり感情的な女性が潜んでいると思いました。

原作も読んだ

原作の漫画も読んだのだけど、映画はきちんとこの話をまとめているな、という感じでした。

この世界の片隅に コミック 全3巻完結セット (アクションコミックス)

この世界の片隅に コミック 全3巻完結セット (アクションコミックス)

よく原作とはかけ離れている時に色々な意見を耳にするのだけど、個人的には「こういう見方もあるのか」ということを感じとれるので結構有意義だと思います。この映画の場合は原作をよく再現したと思います。ただ、すずのメンタルのブレ幅が原作よりも大きいかもしれない。そこ掘り下げた映画かもしれないw

君の名はとの比較

君の名はは、一度見ただけでは理解できず、何回か見ないと、という感じの映画だったのだけど、この世界の片隅には一度見ればだいたいOKな感じでした。というのも、昭和19〜20年の広島、呉を舞台にした時点で、戦争、原爆、終戦、戦後、という流れに乗せた物語であることが期待できたからかもしれません。

そう行った流れが前提としてあるがゆえにストーリー全体にある種のスリリングさがあるのだけどね。

はだしのゲンとは違う

はだしのゲンはあの頃にもろに被爆した子供の生き残りの物語なのだけど、この世界の片隅にはあの辺の時代、家庭がどういう生活をしていたのか、という話だった。なので、「戦争」という要素は割と軽めに描かれていました。(戦争が中心であることは変わらないのだけどね)。

あくまでも戦時中の家庭を舞台にした日常系、というスタンスの映画だったと思います。

と言いつつ体力のいりそうな映画

君の名は。は何度も比較しちゃってあれなんだけど、話の理解に戸惑うとは行っても見ていれば終わる感じの素直な映画だと思いました。いっぽうこの世界の片隅には、実際にあった歴史を踏襲した映画であるがゆえに感情移入しやすいせいか結構疲れる映画でした。なので、見るのであれば、それなりに体力がある時に行くのがいいと思いました。

この映画もNZ来ないかなぁ・・・

この映画、ひょっとすると、戦勝国側の人の心に響くかもしれないなと思いました。なので、海外公演、おまちしております。