昔の戸籍はもはや古文書だった件
父が他界して、相続をしていたのだけど、結構大変だったのが、戸籍の収集。
海外に住んでいる関係上、そんなにのんびりと日本に居続けるわけにも行かなかったし、当初はすぐに終わるだろうと思って居たこともあり、できることはとっととやってしまおう、と言うことで、戸籍を集めました。
二台遡ると明治大正
戸籍は、父の出生から死去に至るまでの全てのものが必要(ゆうちょは16歳から死ぬまで)でしたが、昭和10年生まれの父、当然祖父は明治、対象の人でした。
その頃の戸籍には、分家の話とか普通になって居て、見ると当時の先祖のイベントがある程度垣間見ることができました。
ちなみに、何でそんなに集めるのかきいたら、「まぁ、男子もね、思春期になるとね、ほら!あれじゃないですか!?」ととてもいいにくそうにおじさんの行員に説明されました。わかった!わかったからもういい!
昔の戸籍は手書き
当然と言えば当然ですが、昔の戸籍は全てが手書き。しかも、恐らく達筆な人が書いたと思しき書体で、細かくびっしりと書いてあり、なかなか読むことができません。
漢字なんかも旧字体が使われて居たりして、戸惑うことしきりでした。しかも、その頃の住所では役場に当たらないので、役場の人が、この住所の役場は今はここです、的な説明をしてくれました。
戸籍は何度か変わっている
余談ですが、戸籍は時代とともに変わって居ます。例えばバツイチ、と言う言葉があります。昔の戸籍は離婚などで戸籍を抜けた人にはバツがつけられました。これがいわゆるバツイチ。
ちなみに今は除籍謄本というものに記録されるので、戸籍にはでてきません。おかげで余計に申請する羽目になったりしますが。
あとは、ここ最近(と言っても昭和だったかしら)にも戸籍は変わって居ます。変わる前の戸籍も役所はきちんと保管して居て、それを原戸籍といいます。よめますか?はらこせきです。何度も「げんこせき」と言っては役人さんに「はらこせきですね」と言われました。